引っ越しで賃貸物件を探すとき、「できる限りキレイで新しい物件に住みたい!」とほとんどの方が思うのではないでしょうか。
新築の物件であれば「キレイ」「新しい」の両方が叶いますね!
新築物件の賃貸にはメリットがたくさんあるのはもちろんですが、デメリットも少なくありません。
そこで、新築の賃貸物件を借りる場合のメリットとデメリットをあげてみました。
物件探しの参考にしてみてください。
【新築賃貸のメリット1】とにかくキレイ!設備が最新
これは言うまでもありませんが、新築の物件はすべてが新しいです。
キッチンやトイレなどの水まわりも、最新のものを使用している場合もあります。
築年数が古い物件に住んだことがある方ならわかるかと思いますが、快適さが最大のメリットではないでしょうか。
【新築賃貸のメリット2】インターネット無料が多い
これは新築に限らずですが、最近はインターネット使用料が無料の物件も多くなってきました。
もちろん物件によって異なりますが、戸数の少ない新築アパートなどでは、建物内にネット環境がすでに設定されており、個別にネット回線の工事やプロバイダと契約する必要がなく、インターネットが無料というケースがあります。
個別にネット回線の契約が必要な物件だと、時期によっては開通工事が混み合って空きがないなどで、引っ越してもすぐにインターネットを使えない、ということもありえます。
インターネット無料の物件なら、ケーブルと無線LANルーターさえあれば、設定するだけで引っ越したその日から使えるという大きなメリットがあるので、工事などの待ち時間のわずらわしさから解消されます。
物件によっては契約が別途必要な場合や、料金がかかる場合もあります。
またルーターが不要かどうかや、当日から使えない場合もあるなど、物件によって条件が異なりますので、ネット無料物件の契約時には必ずご確認ください。
【新築賃貸のデメリット1】敷金・礼金などの初期費用がかなりかかる
新築の賃貸物件はメリットも多いですが、デメリットがないわけではありません。
最大のデメリットは、通常の賃貸と比べて初期費用がかなりかかること。 敷金がかかるのは一般的ですが、新築物件の多くは敷金だけでなく礼金がかかります。
敷金は退去するときの原状回復費用に充てられることもありますが、基本的には退去時に戻ってくるお金です。
礼金は言わば「お礼のお金」。
貸してくれたお礼として、大家さんなどの貸主に支払うお金です。
「なんで払わなくちゃならないの?」と思う方も多いかと思いますが、古くからの慣習として残っているとも言われています。
新築物件での礼金は家賃1か月〜中には2、3か月分というところも。
敷金も物件によっては2か月分以上かかる場合もあるので、検討するときは初期費用の予算も考えておくと良いでしょう。
一例として、家賃10万円の物件の場合、敷金1か月礼金2か月だと、
初期費用だけで最低40万円以上かかります。
火災保険料なども含めると、さらにかかると考えておきましょう。
【新築賃貸のデメリット2】隣近所がどんな人かわからない
新築賃貸は隣近所の方も同じ時期に引っ越しをしてくることが少なくありません。
既存の物件の場合、隣近所に住んでいる人の性別や子供がいるかなどといった、最低限知ることができる範囲の情報は、不動産業者の方に聞けば教えてくれるでしょう。
ところが新築の場合は、入居した時点では隣近所が空室となっている場合もあるなど、まだ誰も住んでいないために隣近所の情報を知ることができないということも。
新築でもそうでない物件でも、結局は隣人ガチャなのかもしれませんが、あらかじめ知っておける情報は聞いておけばトラブル時の対処もしやすいかと思います。
新築の賃貸に住んだことがありますが、いざ住んでみると隣や上の住人の深夜の騒音がヤバかったという経験がありました。
木造の新築物件は、特に慎重に検討することをおすすめします。
【新築賃貸のデメリット3】未完成の物件は内見が完成後になる
新築と一口に言っても、築1年未満であれば新築という扱いなので、すでに完成している物件であれば内見ができます。
ところがまだ未完成の物件は、当然ながら完成していないため、内覧することはできません。
「住みたい物件があるけど、完成した物件を見てから検討したい」という場合は、まず申し込みをしておくと良いでしょう。
ただ、申し込みと言っても電話一本というわけにはいきません。
これは実際に筆者が経験したエピソードですが、某大手の物件では、申し込み時に事前に個人情報の提供や信用調査が行われました。
申し込み後、内覧してからやむを得ずキャンセルすることも可能とのこと。
新築の物件では、内覧前にあらかじめ申し込み受付をするのが珍しくないそうです。
希望の部屋を1番に申し込みできれば安心ですが、2番手以降も申し込みの受付をしている場合もあります。
そのため、たとえ申し込みができても2番手以降になってしまった場合は、1番手がキャンセルしない限りは住むことはできません。
ダメだったら他を探すという余裕があれば別ですが、申し込みで2番手以降になってしまった場合は、並行して別の物件も探した方が良いでしょう。
また、気に入った新築物件をとりあえず申し込みしておいて、別に物件を探すことは可能ではありますが、物件の申し込みを複数してしまうのは避けた方が良いです。
信用調査の段階で複数の申し込みがバレて、借りる意思がないとみなされ審査に落ちる場合もあると不動産業者の方が言っていたので、その辺はご注意ください。
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